技術者ではない人向けChatGPT利用のススメ

こんにちは、ロゴスウェアのサポート担当の伊藤です。

AIの成長が目覚ましいです。皆さんもテレビやWebの記事でChatGPTの名前を聞いたことがあると思います。
このChatGPTは、利用登録すれば誰でも無料で利用できるため、実際にChatGPTを利用した方も多くいらっしゃると思います。
よく聞くOpenAIのAPIでなんちゃらとは、技術者向けに用意されたツールです。

今回は、OpenAIのAPI利用は、ハードルが高いので非技術者向けのChatGPT利用をご紹介します。
利用方法を理解して使えばとても便利なツールになると思います。

因みにGPTは、「Generative Pre-trained Transformerの略称だよ」とChatGPTが教えてくれました。これでGTPなのかGPTなのか迷わないです。

ChatGPTを利用できるようにする

まずは、ChatGPTを使えるようにします。
利用登録には、ChatGPTのサイトにアクセスして、メールアドレスと携帯電話番号の登録が必要です。

1)Try ChatGPT をクリック

2)Sign up をクリック

3)Create your account の画面で必要情報を入力し、アカウントを作成

アカウントの作成時に認証コードが設定した電話番号に通知されてきます。そのコードを入力します。

4)アカウント作成後、ChatGPTの画面に遷移し、利用開始

アカウントの作成後、ログイン時にようこそ的な文面の画面が表示されます。
利用の注意点が書かれているので、英文ですが翻訳したりして一読しておきましょう。

実際に色々と試してみる

ChatGPTは、画面下部の枠にテキスト入力することで、対話を行います。
今回は、「ChatGPTの利用方法をまとめてください」と、ご本人にお願いしてみました。

返答のテキストは、以下となります。

自然な文章が返ってきました。
「自然言語での質問やメッセージの入力に対応しています」と説明してくれているので、”単語”や”不自然なメッセージ”へは対応してないと教えてくれました。

試しに「ChatGPT」と”今の一般的なネット検索方法のような単語”としてメッセージを送ると

と返してくれました!
回答はしてくれましたがメッセージを入力すると、適切に答えますよ!と教えてくれました。
(この時点で自然すぎる回答です)

こんなことに利用できそう

対話例のように単純な検索サービスではなく、色々な指示が行えそうです。
個人的に以下のような活用方法があると思います。

  • 文章の要約 : 要約の手間が省ける
  • 情報のリストアップ : 検討時間の短縮、足りなければ付け足せば良い
  • アイディアだし : 思いつかない内容がでてくるのから助かる
  • 簡単なプログラミング作成 : 弊社の一部メンバーが作成させていた
  • 答弁書 : 2023年3月29日の国会答弁で実際に利用されたそうです
  • ブログのたたき台 : 記事作成の原本作成(本記事では利用していません)
  • 教材作成 : eラーニングなどの教材作成のたたき台

実際にeラーニングなどの教材作成のたたき台を作成して貰いましょう。

例文:

「情報セキュリティの教育を考えています。対象は教育時にテスト教材を準備して欲しいです。テストの対象者は、情報セキュリティに詳しくありません。簡単な内容で10問程度で〇×形式を5問、択一選択問題を5問としたいです。どれが正しい回答かを含めて問題を作成して貰えますか。」

とメッセージを送れば、検討して回答してくれます。

(回答が長いので一部抜粋)

利用時の注意点

ChatGPTの利用には、以下の4点の注意があります。

  1. 間違ったことを返答することがある
    ネット検索の情報収集と同じように、ChatGPTも誤った情報の対話になる事があります。
    対話の内容が正しい情報かは、利用する側の判断が必要です。(ChatGPTも回答内容は確認してと言っています)
    そのため、間違った回答が出てくることを理解した上で利用することが必要です。

  2. 偏見や攻撃的な内容を返答してしまうことがある
    質問の内容によっては、低確率だと思いますが返答が自身の信念等に引っかかる可能性があります。

  3. 会話はAIの学習に利用されている(機密情報を入れる事はNGである)
    これは言わずと知れた事だと思いますが、外部サービスなので機密情報の入力はNGです。
    企業によっては、利用NGを表明しています。

  4. 会話の途中で切れることがある(たまに発生します)
    ChatGPTの回答が様々な理由から途中で停まってしまうことがあります。
    ・ 回答が行えない内容である
    ・ 混み合っている
    ・ 月間で利用できる文字数を超えている
    ・ 利用者側のネットワークトラブル

最後に

便利なツールは、どんな物でも注意点が出てきます。
ただ、その注意点を理解して利用すると、様々なことが便利になり時間短縮が行えると思います。

ChatGPTの場合、”個人的に試してみる”でも良いので試してみると面白い・よい発見があると思います。