Platonで再受講を禁止する方法

こんにちは、ロゴスウェアのサポート担当の田中です。

ロゴスウェアの学習管理システムPlatonでは、受講者に割り当てられたコースが受講期限を過ぎていなければ、受講者は何度でも受講することができます。「読書百遍、義おのずからあらわる」とはよくいったもので、本を読むことに限らず、反復学習を行うことで受講者の理解が高まります。

ただ、教材の内容によっては、受講は一度きりにしたい、もう一回は受講させたくない、というような場面も出てくるかと思います。

Platonのバージョン1.10.2にて実装された再受講禁止設定で、受講者が再受講をできなくなるような制限がかけられます。

再受講禁止設定の概要と使い方について、本ブログにてご紹介します。

 

 

何をどう制限できるのか?

Platonの再受講禁止設定では、講座に登録された教材を見ることに対して、以下のように制限します。

 

  • 受講者が一通り視聴し終わった動画教材を再度視聴できなくする
  • 受講者が一通り閲覧し終わったスライド教材を再度閲覧できなくする
  • 受講者が一通り閲覧し終わったブック教材を再度閲覧できなくする
  • 受講者が一度回答し、Platonで採点されたテスト教材を再度受講できなくする
  • 受講者が一度回答したアンケート教材を再度回答できなくする

 

受講途中の教材を一旦閉じたら二度と開けない、ということではなく、「受講者が視聴を完了した」「受講者が回答した結果をPlatonで採点した」ことで再受講をできなくする機能です。

再受講禁止は、Platonに登録できる視聴・ブック形式、テスト形式、アンケート形式、動画ファイル(mp4)の教材一つ一つに対して設定できます。

よって、この動画は何度でも視聴できるようにするけど、このテストは一度採点したらもう受講できない、というように教材ごとで制限できます。

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、Platonでは同じ教材ファイルを別の講座にアップロードすると、それぞれ別の教材として扱います。

このため、教材Xを講座Aと講座Bに登録しておいて、前者は再受講禁止にして後者は再受講禁止しない、という使い分けもできます。

なお、テスト形式の教材をTHiNQ Xeで作成する場合は、書き出しの時にSCORM1.2を指定するほか、不合格時の扱いを「受講完了」にして書き出してください。

不合格時の扱いが「受講中」だと、合格するまで受講できてしまいます。

 

教材の再受講禁止設定を表示させる

再受講禁止設定を使用するには、Platonの管理画面で表示させるように設定する必要があります。

その設定は、管理画面の動作設定>学習設定にある「教材毎の完了・合否確定後の再受講禁止設定」です。

初期値は「表示しない」となっています。「表示する」に変更して設定を保存することで、教材の再受講禁止設定が表示されるようになります。

Platonの設定で再受講禁止設定を表示するようにしたら、次は再受講させたくない教材に対して再受講禁止設定をします。

 

教材に再受講禁止設定する

Platon管理画面から講座情報を開き、教材リストで再受講禁止設定をする教材の編集ボタンをクリックしてみましょう。

前述の「教材毎の完了・合否確定後の再受講禁止設定」を表示するようにしていれば、完了・合否確定後の再受講を禁止するチェックボックスが表示されます。

チェックが入っていないのが初期状態です。チェックを入れて保存すれば、完了・合否が確定した受講者はその教材を受講できなくなります。

 

おわりに

ここまで、Platonで再受講を禁止する方法を紹介しました。

受講者にテストを受けさせて評価対象としたいので採点は一回限りとしたい、などということがありましたら、再受講禁止設定のご利用をご検討ください。