こんにちは、ロゴスウェアのサポート担当の伊藤です。
コロナ禍と言われるようになり、時間が経過して、製品利用されている方々でWebセミナー配信や動画撮影にも慣れてきた方が増えてきていると、サポートを通して感じています。
その中で動画内の音声の”音質を上げたい”、”ノイズを減らしたい”と、ご相談を貰うことがあります。今回は、動画からノイズを減らす方法について、弊社スタジオで映像配信の支援も行っている、映像のプロフェッショナルがお伝えする厳選ノウハウをお伝えしたいと思います。
ノイズを減らす(極力、消していく)方法のノウハウは、以下の3点にまとまります。
詳細は、こちらの動画で解説しているので、是非、ご覧下さい(再生時間:18分)
ノウハウ①:ノイズについて理解する
まず、ノイズを減らすには、”ノイズ”が何なのか?何から発生するのか?を理解する必要があります。
大まかなノイズには、以下の様な種類があります。
- 空調音:エアコン、扇風機などの空調設備
- ペーパーノイズ:原稿をめくる音
- 物理音:PC操作やマウスのクリック音、マイクを触ってしまう音、机を触る音
これらの音源は、知ってしまえば、撮影関係者が意識することで取り除く事が可能となり、ノウハウ②に繋がっていきます。解説動画の中で空調音がわかりやすく入っていましたね。
ノウハウ②:ノイズを減らす意識
ノイズについて理解した上で、ノイズを減らす意識が大切になります。
この意識を持った上で、リハーサルの実施が大切です。このとき動画撮影や映像配信を行う場所・実際の機器を利用するのがポイントです。
このリハーサルで撮影した映像を複数名でチェックし、ノイズが無いか?ノイズは減っているか?を意識してチェックしてみましょう。
その結果を踏まえて、ノイズを意識して動画撮影するだけで、高い確率でノイズが減ります。
ノウハウ③:マイクの選択
動画撮影や、映像配信時には、マイクが必須になります。
マイクには、色々な種類がありマイクの種類により、得意な分野(音が拾える範囲:指向性)があります。
大まかにマイクには、以下の5種類があります。
(マイクの専門家からしたら”もっとあるよ”と言われそうですが…。)
- 会議室で利用するような、広い範囲の音を拾うマイク
- セミナーの登壇でよく登場する様な、1人用のマイク(イメージはカラオケのマイク)
- Webカメラに付属されたマイク
- ピンマイク
- 高性能マイク(指向性を調整できる)
これらのマイクの特徴を理解して、動画撮影に何を利用すると一番良いか?を考え選択することが大切です。
例えば、
シンプルに考えると登壇者がひとりなら
- 2のマイク
複数の登壇者がおりそれぞれが発言するなら
- 2や4のマイクを複数準備する
Zoom等の会議を録画したいなら
- 1や5のマイク
といった考え方になります。
もし、ノウハウ①~③を上手くできそうにないや敷居が高い…または、撮影は任せたい!といったときは、弊社東京スタジオなどのスタジオ利用がお勧めです。
最後に
皆さんも映像配信やセミナー視聴時には、イヤホンを利用して視聴する機会が多いと思います。そのため、撮影者や配信者が意図してない(気付いていない)ノイズも聞き取れてしまうこともあります。
なので、個人的に一番大切なのは、”ノウハウ②で説明している事前のリハーサル”によるトライアンドエラーだと思います。
何を行うにも事前の練習が大切です!