こんにちは、ロゴスウェアのサポート担当の伊藤です。
eラーニングの教材を準備する上で欠かせないのが”ナレーション”です。ナレーションの良し悪しでその教材の受講し易さを含めた品質が変わります。
このナレーションは、大きく別けて以下の2つに別れます。
- ナレーターが吹き込んだ音声
- システムが読み上げた音声合成
ナレーションの準備でプロのナレーターに依頼するとコストが高い!だから、自分達でナレーション収録にチャレンジしたが上手く行かなかった。
なので、コストも抑えられるので音声合成にしたいと、ナレーション準備の悩みをよく聞きます。
今回は、ナレーション収録に挑戦する方向けにナレーション収録を行うときのポイントを話し方講師として活躍中の三木 恵さんのYouTube動画を参考にお伝えします。
個人的に確かに!と思える内容なのでナレーション収録の参考になったら嬉しいです。
1.高い音から低い音へ
NGのナレーションとして、ナレーターの話し方の癖が出てしまうがあります。ナレーションの癖が強いと、その癖が気になってしまい、学習に集中が出来ない等の影響が出てしまいます。
<一例>
- 低い音から高い音へと話す(徐々に声音が高くなっていく感じ)
- リズムを付けて話す(うねる感じ)
考えて見るとテレビ・ラジオのアナウンサーの方は、癖のある話し方をしてないです。
良い話し方のポイント:
話す内容の語尾に向かって、”音をおさめる”、”低く落とし込む”を意識して、高い音から低い音へと話し、語尾を確りと発音すると、綺麗なナレーションになる。
2.リップノイズをなくす
リップノイズとは、話している時に発生する事がある”音”です。
上と下の唇が離れるとき、口が渇いている、舌が長い等が影響して発生する事がある、”ぴちゃぴちゃ”といった音が該当します。思い返してみると、稀に会話中に独特の音がする人いますね。
リップノイズを無くしたり軽減することは、ナレーションの収録時の工夫で可能です。ただ、最終的には音声編集ソフトで消すことがベストです。
リップノイズを抑えるポイント:
- (簡単)マイクを口元から離し、確りと発生して話す
口元からマイクを離すことにより、リップノイズの発生を軽減できる。
- (やや難しい)音声編集ソフトでリップノイズを除去する
リップノイズを音声編集ソフトで確認すると、小さな波形として現れる。なので、その部分を消すことでデータとしてリップノイズが除去できる。
オススメのソフトウェアは、Audacity(フリーソフト:オーダーシティ)、GoldWave(シェアウェア:ゴールウェーブ)で両方とも使い易いそうです。
3.チェストボイスを使う
チェストボイスとは、胸に響く感じがする低めの落ち着いた声です。チェストボイスは、胸に手を当てて発生した時に手に響く感じが自分のチェストボイスです。
なぜ、チェストボイスが良いかというと、高めの声は長い時間聴いていると、耳が疲れてきてしまうからです。長時間の教材になるほど、耳に優しい声の方が良いですね。
良い声のポイント:
意識的に低めのゆっくりとした声(胸に響く感じ)
最後に
三木 恵さんの動画の内容は、はじめて知ったことばかりでした。
教材作成時に音声合成にするメリットは沢山あります。ただ、人の声のメリットもあるので、一度は自社でのナレーション収録に挑戦して貰えたらと思います。
もっと詳しい内容は、三木 恵さんの公式YouTube動画をご覧下さい!話し方にフォーカスした多くのコンテンツがあります。eラーニング教材作成以外のシーンでもとても参考になります。
<話し方講師:三木 恵さん>
伝え方コンサルタント/元ラジオ局アナ/即興俳優
●心が通って次につながる講座のつくり方
●話し方指導1000人
●大学・企業研修
●こどもアナウンス発声協会講師
ブログURL:https://ameblo.jp/memi2017
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/user/memi1005/videos